この記事ではトリマーの給料が安い理由とトリマーが収入アップのためにできることを読みやすくまとめています。
収入が低いと悩んでいるトリマーさんの役に立てたら幸いです♪
トリマーの給料は最低賃金くらいなところが多い
トリミングサロンによって給料に差はありますが、おおむねトリマーの給料は安いと言われています。
- 残業なしだけど19万・・・
- 4年目で給料が18.5万
- 都内で手取り13.5万じゃ自活できない
支給額で大体16万円から22万円といったところが多いです。実際には厚生年金や健康保険が給料から天引きされるので手取りは15万以下なんて人も結構いますね・・・。
勤続年数によって多少の給料アップがあるサロンもありますが、他の業種と比べるとトリマーは給料が低い傾向にあると言えます。
ボーナスはないところが圧倒的に多い
「給料が低いということはボーナスがいいんじゃないの?」
なんて声も聞こえてきそうですが、トリマーの業界でボーナスがある所は私は聞いたことがありません。
給料が安い上にボーナスも出ない。
トリマーの業界はどうしてこんなに給料が安い状況になってしまったのでしょうか。
どうしてトリマーの給料は安いのか
どうしてトリマーの給料が安いのか。
その理由はトリマー業界の構造にあります。
わかりやすく書くとトリマー業は単価が安いんです。
具体的に見ていきましょう。
例えばわんこのトリミングが6000円だとします 。
一見単価が高いように思うかもしれませんが、相手が犬という点が最大の難点です。
犬の毛をカットして、シャンプーをして、ブローしてとなると1時間で終わらせるのは現実的ではありません。
なぜならわんちゃんは人間のようにじっとしていられないからです。
トリマーの技術によって多少変わると思いますが、施術時間はだいたい2時間~2時間半くらいでしょうか。
仮に1匹のわんこにかかる時間が2時間だとすれば、1時間あたりの単価は3000円になります。
時間単価3000円とわかりましたが、比較する要素がないのでどれだけ安いのかが分かりづらいかと思います。
ですので床屋さんとトリミングサロンを比較してみようと思います。
例えば1000円カット。
10分で1000円と言う破格の安さで展開している床屋さんです。
1000円カットの場合1時間あたりの客単価は6000円となります。
単純に客単価を比較するだけでも人間相手の床屋さんの方が2倍も時間単価が高いのがわかっていただけたかと思います。
しかも1000円カットは連日お店の外まで人が並ぶ位の繁盛店が多いです。
時間単価が安いのに必要経費はかなり高いのがトリミングサロンの特徴です。
- 賃料
- 水道光熱費
- シャンプーなどの消耗品代
- 従業員のシーザーなどの備品代
これらの経費が毎月かかってきます。
トリマーが収入を増やすためにできること
トリマーの給料が安くなってしまう業界構造を説明しました。
「やっぱりトリマーでは収入を上げるのが難しいのか・・・」
そんなことはありません。
トリマーができる収入を増やす方法を書いていきます。
- 売上を上げる
- 転職をする
- トリマーで独立をする
- トリマーを活かした副業を始める
売上を上げる
まずは売上を上げることを考えてみます。
真っ先に思い浮かぶのは時間単価を上げる方法です。
つまり一匹の犬にかける時間を減らすということです。
いかに効率よくワンちゃんのカットを進めるかが鍵になります。
個人でできることチームでできること、いろいろ考えられると思います。
今までよりも効率よく回転させれればお店の売り上げが上がり、そこで働くトリマーさんの給料が上がることが期待されます。
ただし売り上げが上がっても従業員に還元しないオーナーもいると思います。
そういった悪質なオーナーと給料アップの交渉をする場合、あなたが1日どれだけ売り上げを上げているかを客観的に分かる資料を作ることをお勧めします。
例えば、
- 1日に何件カットした
- シャンプーなどの備品を何件売った
などの自分がお店の売上に貢献した情報を記録することです。
「私はお店の売り上げにこれだけ貢献したので給料を上げてください」
こんな感じで交渉してみてほしいです。
転職をする
給料アップの交渉は性格的にできる人とできない人がいると思います・・・。そういった人におすすめの現実的な給料アップ方法は転職をすることです。
トリマーとして別の職場に転職をする場合
トリマーとして働き続けたい場合は、今の給料と比較して高くなることが望める職場を転職サイトで探すことがお勧めです。
トリマー専門の求人サイトなんてものもあります。
トリマー以外に転職をする場合
トリマー以外の仕事に転職をする場合はいくつかの転職サイトに登録することをお勧めします。
なぜならハローワークなどで自分の力だけで仕事を探すよりもいい条件の職が見つかりやすくなるからです。
おすすめの転職サイトを紹介していきます。 複数の転職サイトに登録しておくといい仕事に出会える率が上がるので余裕があれば複数登録することをお勧めします。
doda(デューダ)
- 大手優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載
- 専門のスタッフがあなたの希望や適性にあった求人の紹介
- 面接日程の調整など内定までをトータルサポート
dodaは知名度の高い転職サイトのひとつです。求職者と企業をマッチングさせるだけでなく応募書類の書き方や面接のやり方などもアドバイスしてくれます 。
リクルートエージェント
- 転職支援実績ナンバーワン
- 非公開求人数10万件以上
- 専門コンサルタントがフルサポート
リクルートエージェントはこちらからは伝えづらい年収や勤務条件入社日程なども交渉してくれるので利用者の評判が高い転職エージェントです。
リクナビネクスト
- 診断サービスで自分の強みを発見
- 条件登録で新着求人メールが届く
- 転職の選択肢が広がるスカウト登録
リクナビNEXTは職務経歴や転職希望条件などを登録しておくとあなたに興味を持った企業が直接連絡をくれるサービスがあり利便性がとても高いです。
トリマーで独立をする
「トリマーとして働き続けたいけど給料が安い」
と悩んでいる人は雇われではなく自分でお店を持ち独立するのも選択肢のひとつです。
今働いているトリミングサロンのオーナーとの関係が良好であればオーナーに相談するのも良いかと思います。
「トリマーのためのペットサロン開業・経営マニュアル」という本も開業するにあたり何が必要で資金はいくらぐらいあった方がいいなど具体的に書かれていておすすめです。
トリマーを活かした副業を始める
今の給料に満足していない場合転職や独立以外でも収入を増やすことは全然可能です。むしろ動物に詳しい人としてアドバンテージがあるので副業で稼ぎやすいんです♪
ペットに関する文章を書いて収入を得る
例えばトリマーとしての知識を活かしてライターとしてお金を得る方法があります。
ちょっとしたスキマ時間を活かして自分の知識を文章にして依頼主に渡すと数百円から数千円の報酬が得られます。
私の友人のトリマーはペットライターの副業で月に2~4万円の収入があります。
ペットライターとしてのお仕事の依頼はクラウドワークスというサイトで得られます。
興味がある人は覗いてみてください。
空いている時間を有効活用して訪問トリマーとしてアルバイト
空いている日だけ訪問トリマーとしてアルバイトするなんて方法もあります。短時間の労働なので時給がすごく高いのが特徴です。
トリマーを活かしたアルバイト情報は「マッハバイト」などの求人サイトに掲載されています。
ちなみにマッハバイトはアルバイト採用されると祝い金で最低5,000円、最大10,000円が貰えるのでその点でもおすすめです。
ブログでおすすめの商品を紹介して収入を得る
文章を書くのが好きな人はライターとして収入を得る方法以外にも自分でブログを始めるという方法もあります。
例えばアフィリエイトというものがあります。
アフィリエイトは「犬の洗い方」という記事を書いてその記事内におすすめのシャンプーはこれです、といった感じでお勧めした商品が売れると報酬が得られるという仕組みです。
一点あたりの報酬は少ないですが記事をたくさん書いて紹介する商品を増やすとちりつもで収益も増えて行きます。
デメリットとしては短期的に収入が増えるというわけではないということです。
コツコツと長く続けていった先に少しずつ収益が増えてくるといったイメージです。
記事内で紹介する商品はA8.netというところにあります。
A8.netは初心者向けのセミナーを定期的に開催しているので全くの初心者でも始めることができます♪
アフィリエイトが身近に感じることができるので登録だけしておくのも良いと思います。
トリマーの給料が安い理由と収入を上げる方法まとめ
トリマーの給料が安い理由は業界構造的なもので時間単価が安いという理由でした。そういう状況の中でも収入を上げる方法をいくつか列挙してみました。
- 売上を上げる
- 転職をする
- トリマーで独立をする
- トリマーを活かした副業を始める
単純に給料をあげたいだけであれば他の業界に転職するのが良いかもしれません。
けれどもペットが大好きでトリマーという仕事を続けていきたいとなるとトリマー業を生かした副業がいいのではないかと思います。
将来のことを見据えてじっくり考えてみてください。
ちなみに私の周りのトリマーは異業種に転職しても結局トリマーに戻ってくる人が多いです。
ペットってほんと癒されますからね♪